鰻の栄養を最大限に活かす!相性抜群な薬膳レシピ
うなぎは、滋養強壮や疲労回復に優れた食材として知られています。特に薬膳の視点では「補気」「補血」の作用があり、丈夫な筋骨を作ります。さらに体力が落ちた時や、夏の暑さで消耗した際にも効果的で、心身の衰えを回復させます。
うなぎと山椒の相乗効果
うなぎは「気血」を補い、体力や気力を高め、倦怠感を和らげますが、消化が弱っている時は栄養満点すぎることから胃腸を疲れさせてしまいます。そんな時は山椒やワサビと一緒に食べると辛味の発散力と刺激的な香りが、鰻脂の消化を助け胃腸を整えます。
うなぎと山芋の相乗効果
うなぎの「補腎強精」 と 山芋の「健脾」 の作用が組み合わさることで、胃腸の働きを整え、栄養の吸収を助けます。さらに鰻と山芋の「補腎」効果は、強壮力をさらに高め、精力減退、足腰の弱り、髪や肌に艶がない時の回復に役立ちます。
山芋は「山薬(さんやく)」と呼ばれ、薬膳では脾と腎を補う食材として重宝されています。鰻の蒲焼きにすりおろした山芋を添えたり、山芋とろろをかけた「鰻とろ丼」がおすすめです。
うなぎと卵の相乗効果
鰻の「活血養肝」 と 卵の「滋陰」 効果が組み合わさり、貧血予防や肌の乾燥対策に効果的です。さらに補血効果が高まると心の安定や安眠にも役立ちます。
卵は薬膳では、血を補い、体を潤す食材として重宝されています。鰻入りの卵とじ、茶碗蒸し、鰻の卵巻きなどがおすすめです。
昔からある食べ合わせには、栄養の吸収を高めたり、体調を整えたりする薬膳の知恵が詰まっています。ただの組み合わせに見えても、そこには深い意味があります。