6.補う

蛇瓜(ヘビウリ)

分類
ウリ科カラスウリ属

寒性と苦味の働きで冷やす作用が高いため熱病の治療に使われます。冷え性は禁忌。
明治時代に渡来し原産はインド地方で長いものでは2メートル以上の大きさになり、うす緑色に濃い緑や白の縦縞模様が入り垂れさがる姿がヘビに似ていることからヘビウリとなずけられました。

蛇瓜は食べられるの?

食用にするなら緑色で未熟果の時に収穫しますが、赤黄色く熟すと繊維が増え固くなるため食用には向かなくなります。東南アジアではカレー、炒め物、生サラダとして食され、中国では果実を切片にして乾燥したものを咳嗽、便秘、腫れものを治療する薬として用いています。

中医営養学

期待される効能
甘苦/寒
性味
肝、脾、大腸
帰経
補腎強壮、健脾胃、制癌
効能
熱病、黄疸
適応

新華本草綱要

印度用果:甘苦/寒 治熱病、熱邪傷津、煩渇