熱性で腸を温め下痢を止める性質があります。また魚の毒を解消する作用もあります。胃腸が冷えやすく下痢しやすい人には適していますが、体質的に熱っぽい人、微熱がある時は控えめに。小児や妊婦には適しません。
加熱時間が長いと薬効が揮発するため花椒を加えたら短時間の調理がよいです。
1.温める
花椒/中国山椒(カショウ)
- 分類
- ミカン科サンショウ属
中医営養学
- 期待される効果
- 辛/熱
- 性味
- 脾、胃、腎
- 帰経
- 散寒下気、燥湿健胃、解毒
- 効能
- 消化不良、冷えによる腹痛、むくみ
- 適応
本草綱目
辛/温 除風邪気、温中、去寒痺、明目
痺れる辛味 花椒
実の大きさと色によって、大椒、獅子頭、小椒に分けられます。実が熟すと赤い花が咲いたように見えることから花椒と呼ばれるようになりました。
痺れるような辛さをもち四川料理ではよく使います。