胃腸を温め胃腸を丈夫にして気血を補います。甘味で温性で栄養価が高く胃腸にやさしいので胃腸の弱い人、老人、妊婦、小児、病中病後の回復に適しています。地鶏の肉質は硬めですがうま味やコクがある。
中医営養学
- 期待される効果
- 甘/温
- 性味
- 脾、胃
- 帰経
- 温中益気、補精填髄、養肝益腎
- 効能
- 疲労、体力低下、食欲不振、産後の虚弱
- 適応
本草綱目
丹雄鶏肉:甘/微温 治崩中漏下、赤白沃、通神、殺悪毒
白雄鶏肉:酸/微温 療狂邪、安五臓、治傷中
鳥雄鶏肉:甘/微温 補中止痛、心腹の悪気、安胎
黒雌鶏肉:甘酸/温 羹食:風寒湿痺、安胎
鶏肉の部位別
手羽先、胸肉/デバサキ、ムネニク
甘/温 脾胃、温中益気、補精
肝/ニワトリカンゾウ・ニワトリレバー
鶏レバーはビタミンAが多く豚や牛に比べてクセは少ない。
適応:夜盲症、視力低下、インポテンツ
甘苦/温 肝腎脾 補益肝腎、補血明目。視力低下、貧血
血液/ニワトリケツエキ
鶏の血液には寄生虫がいるので十分な加熱が必要。中国料理に鶏の血スープがある。
鹹/平 肝胆肺 袪風、活血、通絡
砂肝/ニワトリスナギモ
鶏の砂肝は高たんぱく、低脂肪である。
適応:胃もたれ、消化不良、尿漏れ
甘/平 胃小腸膀胱 消食積滞、健脾益胃、固精止遺。胃もたれ、消化不良
腸/ニワトリチョウ
腸管は丁寧な洗浄と十分な加熱が必要。
甘/微寒 脾腎 止遺溺、治遺精、遺尿、小便白濁